面倒くさいと思うことをやってみる

「多くの人がやりたくないこと」をやることで対価をもらう。これも仕事だ。

しかしながら。

「やりたくないことは、やらない」

これはこれで、とても大切なことだと思う。

なぜならそれは、やりたくないことをやってしまうと、やりたくないことをやりたいことだと思われてしまうこともあるからだ。

つまり、やりたくないことが思わぬ人気や高評価をもらってしまうと、やりたくないことをやり続けなければなるからなのです。

負のループである。

では、「やりたいけれどちょっと面倒くさいな」ということもある。

これは時間がないということが理由としてあるのではないでしょうか。

逆に、なぜ「面倒くさいなこれ」と思ってしまうのか。

おそらくそれは、自分に余裕がないとか、ほかにもっとやりたいことがあるから、だとか、そういうことになるのではないでしょうか。

この理論からシンプルに抜粋すると

「めんどくさいと思うのは、自分に余裕がないから」

と、まとめることもできなくもない。

そんなちょっと面倒くさいことを、最近すこしずつ取り組んでいます。

面倒だなと思うことも、少しずつに切り分けて時間をかけてやっていけば、面倒くさかったなとあまり思わずにやっていけるのかもしれません。

これが「塵(ちり)も積もれば山となる」という本質のようなことかもしれません。

塵って、毎日少しずつたまるものじゃないですか。

「そうだ、今日は一気に塵を片付けてしまおう」

ということはできないわけです。

だってそれ、もはや塵じゃないじゃないですか。

冒険家の関野吉晴さんはこんなことを言っていました。

「待てば失敗しない」

関野さんは、人力で南アメリカ大陸からアフリカまでを踏破しました。

それは一気に駆け抜けたわけではなくて、何度かに分割して踏破したのです。

とある海峡をカヌーで渡るときのこと。

天候が悪くてどうやっても渡れないということがありました。

そこで待てずに渡ると、沈没してしまい、事故になって、踏破は失敗するのです。

しかし、関野さんは天気が良くなることを待ちました。

コンディションが整うことを。

海峡を渡れる条件が揃うことをただ待ったのです。

おそらく、失敗してしまう冒険家は待てずに進んでしまう。

それで失敗してしまうんだと思います。

「面倒くさいから待たずに進んでしまおう」

こういうことって日常でもよくあることなのではないでしょうか。

かといって、待つばかりというのも、失敗することになります。

いつまで経ってもやらない。

つまりこれは、好機(チャンス)を見極めること。

そして、好機のために面倒臭いことも少しずつ分割して進んでいくということ。

こういった意識が、最終的に大きな成果になるということも覚えていた方が良さそうです。

面倒くさいことは、分割できるなら分割して、時間をかけながらゆっくりと進めてみよう。

そんなお話でした。

待つというのも、1つの選択肢として選べることを忘れずに。

今回はこのへんで。

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